富士山[2012年6月29日〜30日]

日程

6月29日(金) 曇り時々雨

14:30自宅発−中国・名神・東名・新東名経由−夕食−21:00富士宮新5合目−21:30就寝(車中泊)

6月30日(土) 晴れ

3:40起床−4:50発−8:20富士山浅間大社奥宮着−お鉢めぐり2周−14:00新5合目着−20:45自宅着
まだ雪がたくさんある。

剣が峰はほとんど雪がなくなった。


感想

先週に引き続き富士山へトレーニングに行く。先週より時間に余裕があり、お鉢めぐりを2周した。剣が峰の下の部分だけ雪が残り6本爪アイゼンをつけ歩く。天候もよく、風もほとんどなく快適。

富士山「2012年6月22日〜23日)

日程

6月22日(金) 曇り

18:00自宅出発−中国・名神新名神・東名・新東名経由−23:20富士宮新5合目−24:00就寝

6月23日(土) 晴れ

4:20起床−5:50発−9:30富士山浅間大社奥宮着−剣が峰−12:00新5合目−天母の湯−20:00帰宅

感想

レーニングのため4時間を切ることを目標に、できるだけ休まないで登る。剣が峰の雪がずいぶん減っているので驚く。数日続いた雨のため急に融けてしまったとのこと。残念ながらカメラを忘れて映像なし。

富士山(2012年5月26日〜27日)

日程

5月26日(土) 晴れ−5合目(ガス)

自宅出発12:00−中国・名神・東名−19:00富士宮口5合目−20:00就寝

5月27日(日) 快晴

3:30起床−4:55 五合目発−5:05六合目小屋−9:10浅間大社奥宮−剣が峰−10:15下山開始−11:50五合目着−天母の湯−19:00自宅着
まだまだ雪が多い


剣が峰までの雪景色

剣が峰


山スキーの人が大勢登ってくる。

感想

今年初めての富士山。残雪期トレーニングのためだが、無風・好天に恵まれ気持ちがよい。雪が多く6合目を過ぎてすぐにアイゼンをつける。できるだけ夏道を歩かず、直登。アイゼンがきくので登りやすい。足は疲れるが。下りは恒例のシリセード。楽しい!

オーストラリア旅行(2012年2月9日〜17日)

日程

2月 9日(木)  関空20:25(ジェットスター)-
2月10日(金)  4:40ケアンズ7:15(国内線カンタス航空)-9:40エアーズロック着 エアーズロックセイルズインザデザート泊
2月11日(土)  エアーズロック滞在
2月12日(日)  キングスキャニオンへ移動 キングスキャニオンリゾート泊
2月13日(月)  エアーズロックへ移動 セイルズインザデザート泊
2月14日(火)  エアーズロック14:40(カンタス航空)-17:30ケアンズ−18:00
       ホテル  シャングリラマリーナリゾート泊
2月15日(水)  ケアンズ発 ミコマスケイクルーズ(8:30〜17:00) 
2月16日(木)  ポートダグラス発 シュノーケリングツアー(8:30〜16:30)
2月17日(金)  ケアンズ12:20−19:10関空(ジェットスター)

出発まで

 今回は、登山はなく久しぶりの観光旅行。1月に急に思いつき、かねてより行ってみたかったエアーズロックを主な目的地に、後半はケアンズで海を楽しむことにした。ツアーを探したがエアーズロックへ行くと価格が上がるうえエアーズロックでの滞在が長くても3日の日程だったため、いつものように自分で手配することにした。航空券は関空ケアンズ間がジェットスター(日本語サイト)、ケアンズエアーズロック間がカンタス航空(英語サイト)、どちらも、直接航空会社から予約した。ジェットスターは行きと帰りは別料金。預託荷物や食事などを追加していくと、格安ともいえない値段になっていく。毎日、価格が変わるのが難物である。今回はカンタスと通しで買うより、別々に予約したほうが割安になった(カンタスがレッドディールだったためか)。ホテルは、現地旅行会社のサイトやホテルサイトなどを比較した結果、エアーズロックはセイルズインザデザート、ケアンズはシャングリラをホテル予約サイトのアゴダとスカイゲートから予約(キャンセル料金が無料のため予約しやすい)。後で判明したがエアーズロックはホテルに直接予約しても同じ価格だった。ケアンズは立地と価格を重視しシャングリラにした。3連泊割引があり格安で予約が取れた。エアーズロックからキングスキャニオンに行こうとすると現地ツアー価格が高いうえ時間の制約もあるので、レンタカーを利用することに決め日本からレンタカー(Hertz・現地払い)を予約。国際免許証を初めて取得。事前にEATAS(ビザ)登録が必要(直接オーストラリア政府のサイトへ入るより日本の代行業者のほうが安いことが多い。一人800円で取得)

2月9日(木)関空20:25-

 夜便なので、夕方4時過ぎ出発。寒い冬の日本から夏のオーストラリアへ移動ということで、空港で冬服はスーツケースの中へ入れ預ける。予想以上に大勢の人が並んでいる。寒い日本から夏のオーストラリアは人気なのだ。誰もが考えることか。行きの食事を予約しなかったので夕食は空港でおすし。両替は1AUドルが92円のため(当時1AUドル約80円)やめる。定刻出発。格安ということで乗り心地が心配だったが、レザーシートで問題なし。食事は座席を確認しながら配られる。

2月10日(金)4:40ケアンズ−(国内線に移動)7:15−9:30エアーズロック 10:10エアーズロックリゾート着−レンタカー手続き後14:10出発−エアーズロックを見た後、カタジュタ風の谷へ15:30〜1周ハイキング〜17:35(約2時間)−スーパーマーケットで買い出し−19:30アウトバックイオニアのバーベキューレストランで夕食−21:10就寝

 定刻5:10より30分早く4:40にケアンズ到着。とりあえず両替と思うが1AUドルが94円。関空より高い。2万円だけ両替。まだ暗い中を10分ぐらい歩いて国内線に移動。乗り継ぎ時間が2時間強のため予約していたのは遅い便の10:35発だったが、7:15発の便に変更を交渉。快く変更してもらい一安心。待ち時間に朝食をと思うがマフィン5ドルにのけぞる。クロワッサン1つ7ドル。高すぎる。

水も1,5リットルが3,5ドル(約300円)。オーストラリアは物価が高い(?)マフィンと水だけ買う。ATMがあったので国際カードで300ドルを引き出す。はじめからこれにすればよかった!待つこと1時間強、エアーズロック行きに乗り込むと、なんと乗客は20人余り。乗せてくれるわけだ。フライト時間は2時間半。お天気がよく赤い大地が見えてくる。塩湖も見える。乾燥地帯だが丈の低い草木が生えている。
 エアーズロック空港到着は9:40。思っていたより風が涼しい。シャトルバスに乗りエアーズロックリゾートへ。

10:20チェックイン。

荷物を預け、リゾート内を散策する。ホテルのレストランで昼食後、部屋へ。315号室。3階のプールが見渡せる部屋で広い。レンタカーを借り、エアーズロックへ出発。公園ゲートで入場券(3日間25ドル)を買い、表示にしたがってエアーズロックへ。

登山口を確認。

カタジュタへ移動。風の谷を一周する。

見晴らしのよい場所。ここで時間切れで引き返す人が多い。

鳥の声が聞こえる、静かな場所。

暑いが日陰は我慢できる。スーパーマーケットで明日の朝食の買出しをする。パンも一袋の量が多く、それなりに高い。「高い」を連発しながらパン、ハムを購入。バナナは日本並みかそれ以上であきらめるが、15個で4ドル弱のオレンジは安さに惹かれ購入。以後、朝食の友となる。夕食はシャトルバスでガイドブックにのっていたアウトバックイオニアホテルのバーベキューコーナーへ行く。Tボーンステーキとカンガルー肉を注文。サラダは食べ放題。生ビールとじゃがいもがおいしい。シャトルバスは便利で大勢の客が利用している。ここで、時間を30分間違えていたことが判明。ケアンズエアーズロックには30分の時差があったのだ。30分早めに行動していたことになる。時計が間違っていると思っていたのは国内に時差のない日本の習慣だった。前夜、機中泊のため、疲れてすぐ寝る。

2月11日(土)エアーズロックリゾート滞在

 部屋で朝食後、5:30ホテル発。サンライズポイントへ急ぐ。バスも乗用車も何台も止まって日の出を待っている。今日の日の出は6:32。朝日が当たるとただの大きい岩がオレンジ色に染まり始める。刻々と色を変えていくエアーズロックは飽きない。

すぐに登山口に向かうが、強風のため登山口閉鎖。

サンライズポイントでは全然風がなかったのに、ここでは確かに風がある。あきらめて、一周歩くことにする。




約3時間後の10:25駐車場着。カルチャーセンターに寄りトイレ休憩。スーパーで昼食の買い出し。レストランの高さとバラエティの少なさ、時間の節約のため昼食も部屋で食べることにしたのだ。昨日目をつけていたチキンの丸焼き(約9ドル)、パンなど安くておいしく満腹になった。スーパーは何と言っても肉が安いが、調理できないのが残念。

昼食後はプールで泳ぎしばし休憩。日差しが強く短時間でも日に焼ける。

マウントオルガに行き1時間ハイキング。

バスが数台停まっており、暑さの中、年配の客が大勢歩いている。こんなに暑くて大丈夫なのかと心配したが、自分のペースで行けるところまで行っているようだ。
マウントオルガからの帰り道。ビューポイントで。

リゾートまで戻りガソリン給油後、エアーズロックサンセットポイントへ。
ゲッコーカフェで夕食。昼食を食べ過ぎたためか、スープしか飲めず。日本人女性がウエートレスとして働いている。ホテルへの帰り道あまりの星空のきれいさに驚く。ミルキーウェイもバッチリ。

2月12日(日) エアーズロックリゾートからキングスキャニオンリゾートに移動

 部屋で朝食後、サンライズポイントへ行くのはやめクニアウォークの入り口で日の出を見る。

登山口へ行くが今日も強風のため閉鎖。あきらめてホテルへ帰りスーツケースを預けチェックアウト。今日は300キロ離れたキングスキャニオンへ移動。単調な一本道を進む。

すれ違う車が少ない。エアーズロックのような岩の塊が見えてくる。あとでマウントコナーと判明。

飛行機の中でエアーズロックと間違えかけたのがこのマウントコナー。
カーテンスプリングスでトイレ休憩。


11:00キングスキャニオンクリークで昼食、ラクダ肉のハンバーガー(前日御土産物やさんの日本人女性に教えてもらったもの)。すごいボリュームでおいしい。

ガソリン補給。

12:30キングスキャニオンリゾート到着。。
ダブルの部屋をツインの部屋に変更後、休憩。

15:40、今日中にキングスキャニオンをハイキングすることにし、出発。敷地内を車で散策する。ちょうど夏季休暇中で、バーベキューコーナーは閉鎖中。
気持ちのよいテントサイトもある。
16:25〜キングスキャニオンウォーク、リムウォーク。




歩いている人がほとんどいない。池で若者たちが水泳。

夕日に照らされてきれいだ。

6:45に帰りサンセットポイントへ行く。

8:00からホテルのレストランで夕食。前菜ビュッフェのスモークサーモンがおいしくたくさん食べる。ステーキもまあまあ

2月13日(月) キングスキャニオンからエアーズロックへ戻る

 恒例の部屋での朝食後、6:30ホテル発で2度目のキングスキャニオンのリムウォーク(2時間)。






大勢のハイカーがいる。同じ場所でも時間が違えば別の場所のようだ。9:00ホテルに戻り準備後チェックアウト。道中キャスリーンへハイキング(約40分)。誰もいない。
道端のスイカ

13:00昼食。行きに休憩したカーテンスプリングスでビーフサンドイッチとハンバーガーの昼食。
14:30ホテルチェックイン後、プールで泳ぐ。16:40〜2回目の一周ウォークへ(約2時間)。


ホテルへ戻りアウトバックイオニアホテルで夕食。ここの生ビールはおいしい。

2月14日(火) エアーズロックからケアンズへ移動

 サンライズはパスして7:00に登山口へ行くがまたも強風のため閉鎖。今日が一番風が強い。結局3日間トライして登れず。やはり夏は難しいということ。
車でエアーズロックを一周後、プールで泳ぎチェックアウト。充分にホテルの設備を楽しんだ。
私たちのホテル。3階に宿泊。

キャンプサイトのロッジ。家族連れならここがいいかも。

もう一度エアーズロックを一周し、車返却。手続きの遅さにイライラする。

昼食後シャトルバスで空港へ。12:40発とは早すぎる。
14:40エアーズロック発−17:30ケアンズ着。バスでホテルへ。
ホテルの部屋

眺めがすばらしい。2階のちょうどど真ん中。

ツアーデスクでクルーズの申し込み後、街へ。なんとバレンタインデーということで大勢の人でレストランもいっぱい。夕食の場所に手間取る。何とか空いている店で定食を食べるが、かきの小ささにがっくり。コストパーフォーマンス悪し。スーパーマーケットを見つけたがもう閉まった後だった。

2月15日(水) ケアンズ発ミコマスケイクルーズ

 パシフィックホテルで朝食後、8:00ホテル出発。


8:30クルーズ船出発ー10:30ミコマスケイ着。ボートで送迎。


14:30まで昼食をはさみシュノーケリング。17:00ケアンズ桟橋着。ホテルで翌日のツアーを予約。
ホテルの部屋からの眺め。


スーパーで明日の朝食の買い物。水、マンゴー(絶品)、ヨーグルト、ハムなど。ここでも肉が安い。

日本焼肉店で夕食。久しぶりのごはんのおいしかったこと!

2月16日(木) ポートダグラス発シュノーケルツアー

 朝方スコール。部屋で朝食後、6:45ホテルでピックアップ、あちこちのホテルで参加者をピックアップし8:20ポートダグラス桟橋着。途中で虹を見る。

8:30ポートダグラス発、10:30、12:00、14:00と場所を変えシュノーケリングを楽しむ。珊瑚礁のすばらしさ、魚の多さと大きさに大満足。16:30帰着。送迎バスに乗り18:10ホテル着。
断続的に雨が降る。夕食はハーバーライツホテル1階のダンディーズでビールとステーキ。まあまあの味。

2月17日(金) ケアンズ12:20発ー19:10関空

 部屋食後、7:30〜9:30まで海岸を散歩。大型クルーズ船が2隻接岸していた。年配の人が多い。途中で食べたアイスクリームおいしかった!




10:15タクシーでホテル出発もザックを忘れホテルまで引き返す。無事荷物を見つけ、空港へ。11:10搭乗手続き。

旅行を終えて

 オーストラリアは広い。赤い土、陽のあたる方向によって色が変化するエアーズロック、すばらしい珊瑚礁グレートバリアリーフ。どこもスケールが大きい。治安もよく人はフレンドリーだが内陸の物価は高い。ガソリンもリッター2ドルはする。エアーズロックでは水、パンをはじめ何もかも高く感じられたことと、朝早く出発するので、朝ごはんはスーパーで買ったパンなどを部屋で食べるというパターンになった。帰ってから朝食というのも中途半端でこれで納得。エアーズロックでもケアンズでもスーパーで安いのは牛肉だった。しかしレストランでは日本のレストラン並みの高さになってしまう。調理法がただ焼くというように単純なため、割高に感じてしまう。また流通コストからだと思うが、ケアンズのスーパーでは量り売りの高級ハムのほうが、パックのハムより割安だった。
 エアーズロックはレンタカーでの観光がお勧めである。日本と同じ右ハンドル、左側通行で道は広く、車は少ない。何より自分たちの好きな時間に行動できるのが魅力。何回でもエアーズロックに行ける。私たちはキングスキャニオンに行くためにレンタカー移動を考えたが、キングスキャニオンに行かなくてもレンタカーは値打ちがある。エアーズロック1周2回、カタジュタ2回のハイキングはレンタカーがなければできなかった。スーパーでの買い物も楽である。費用もレンタル代、ガソリン代をたしても2人でツアーを利用するよりはトータルで安くなる(ノーザンテルトリーの特別料金1日100キロを越えるとキロあたり25セント追加をいれても)。ただし台数が限られているので、予約しておいたほうが確実。言葉の問題も事前予約で印刷物があれば間違いが少ない(ナビを借りたがここではナビは不要)。
 関空での豪ドルの両替レートが悪く両替をあきらめたが、ケアンズの空港はそれ以上にレートが悪い。インターナショナルカードでATMから現地通貨を引き出すのが簡単でレートもよい。また、ホテルは事前にインターネット予約でカード決済がレートもよかった。
エアーズロックケアンズのホテルは設備、立地条件どちらもよかった。エアーズロックのセイルズインザデザートは改装中でレストランはほぼ閉まっていたが、それを割り引いてもプール、部屋は広くてきれいで満足した。ケアンズでホテルに泊まるなら、桟橋至近のシャングリラ、ヒルトン、ハーバーライツホテルはお勧めである。今回シャングリラのハーバービューの部屋に1泊1万円以下で宿泊できたので、これも満足だった。ただし家族で行くならキッチン付きの部屋があるホテルの予約も考えられる。食費が抑えられ、かえって楽しいと思う。
 出発前にグレートバリアリーフのツアーをインターネット予約しようとしたが、旅行後半で体調がわからないこと、雨季で天候も分からないこと、ツアーももうひとつよくわからなかったことから、予約をしないで現地でホテルのツアーデスクから申し込んだ。日本で考えていたのとは違うツアーに行くことになったが、価格面でもさほど違いはなく、予約していかないでよかったと思った。
 平らな広い場所に赤い塊があり、刻々と色が変わる。宿泊はリゾートだけ、エアーズロックはそんなところだ。しかし圧倒的な存在感があった。エアーズロックに登らなくても一周すると、その存在感がより強く感じられた。アボリジニの聖地といわれているが、スーパーでアボリジニらしき人を見かけるぐらいで、ほとんど接触する機会はなかった。観光旅行はそういうものではあるが。
 ケアンズでは、コアラも見に行かず、グリーン島へも行かなかったが、グレートバリアリーフ珊瑚礁と魚を堪能した。ポートダグラスからのツアーは岸から遠くまで行くので、珊瑚礁はきれいで魚も大きい。子供向けではないが、満足度が高い。ケアンズからの送迎も道中の景色が見られてよかった。短時間で散策した限り、ケアンズの街中は空き店舗が目立った。ホテルは大小さまざまあり、観光の街という印象。街を少し外れると田舎の風景が広がっている。土曜に関空への便が飛んでいれば、ケアンズでもう一泊してゆっくり街を散策したかった。

 

  






   

利尻山登山(2011年9月23日〜27日)

日程

9月23日(金・祝)関空(ANA1797)10:20−12:30稚内 レンタカーで観光
       稚内港16:05−17:45鴛泊 ホテル利尻泊
9月24日(土)  ホテル5:00−5:15沓形登山口5:23−休憩2回(朝食)−8:35
       三眺山−9:45鴛泊コース合流点9:55−10:20利尻山山頂・昼食
       11:05−11:20合流点−11:45 9合−12:30 8合目長官山
       14:20 5合目−15:30鴛泊登山口−16:00ホテル利尻−19:00
       夕食           ホテル利尻泊
9月25日(日) ホテル8:40−9:00鴛泊港9:30−10:10礼文香深港−島内観光
       (スコトン岬、久種湖、スカイ岬、桃岩展望台)−香深港16:10
       −16:50利尻鴛泊港−17:20ホテル−19:00夕食 ホテル利尻泊
9月26日(月) ホテル7:50−8:10鴛泊港 レンタカーで島内観光(姫沼、
      郷土資料館、オタドマリ沼、仙法志御崎公園、町立博物館)−
      鴛泊港14:05−15:45稚内  稚内全日空ホテル泊
9月27日(火) 8:00 レンタカーでサロベツ原野へ
      稚内(ANA1798)13:00−15:30関空

9月24日(土) 利尻山登山

 ホテル5:00出発で沓形登山口へ。すぐに急な登りとなる。振り返ると出発したホテル周辺が見える。2回の休憩中に朝食のおにぎりを食べる。
三眺山で3回目の休憩。

雪渓が少し残っている。

ガレ場。       

山頂へ

下り

海が見える
       

9月25日(日) 礼文島観光

久種湖と海を見下ろす。

スカイ岬

9月26日(月) 利尻島一周観光

 現地解散で、20人以上が8:40発のフェリーで稚内へ。私たちは今日は稚内泊のため、午後14:05のフェリーで移動することに。
 強風と時間節約のため、自転車での観光をあきらめ、先輩のHご夫婦とレンタカーで利尻島内を一周。郷土資料館、町立博物館でかつてのニシン漁の賑わい、北方領土アイヌとの関わりなどを見学。昼食はホテル近くのラーメン。
稚内到着後、稚内駅周辺を散策。駅は工事中で、商店街もあまり人がおらず、何となく寂れた印象。しかしホテルはほぼ満室。

9月27日(火) サロベツ原野観光後、帰宅

 この日、一番驚いたのはホテルで朝食時に聞いたツアー客の日程。なんと一日で稚内礼文島利尻島稚内と移動し島の観光をしたそうだ。観光バス11台でフェリーも満員だったとのこと。強行スケジュールと格安で有名なT社のツアーだった。かなり年配の人も多く、このスケジュールをこなすのはよほど鍛えているのか。
近くの市場で、カニ、干物を送ってもらうことにしてレンタカーでサロベツ原野に。利尻山を右に見ながらオロロン街道を南下。道路は空いており、広さを実感。大急ぎで取って返し、空港近くの回転寿司で昼食後、帰宅。飛行機も中央部を空けるほど空いていた。

感想

 大学のOB会のお誘いで、初めて利尻、礼文へ。天候に恵まれ、利尻山登頂希望者24名全員が登頂。特に15時間行動のO先生には脱帽。名産のウニはほぼ終了、お花もほぼ終わりだったが、広々とした風景を満喫した。それにしても諸先輩の酒豪ぶり、タフさ。
礼文島で利用した宗谷バスのガイドの女性は沖縄出身。3年周期で沖縄とのガイド、運転手交換交流をしているそうだ。観光シーズンもほぼ終了。冬の厳しさはいかばかりかと思う。宅配便で送ったカニや干物はとてもおいしかったが、住むのは大変なところだ。

インドガンジス川源流トレッキングと花の谷(2011年7月26日〜8月12日)

日程

7月26日(火) 関空11:45(タイ航空)−15:35バンコク17:55(タイ航空)−
       20:55デリー着  ジャスタ ザ レジデンス 泊
7月27日(水) デリー6:00−15:20リシケシ着 二ーラジパワン泊
7月28日(木) リシケシ7:50発−16:10ウッタルカシ着 
       シカールネイチャーリゾート泊
7月29日(金) ウッタルカシ8:40−15:40ガンゴトリ着 マニシャコテージ泊
7月30日(土) ガンゴトリ7:50−チルバサ−ポジバサ テント泊 
7月31日(日) ポジバサ8:00−9:00ゴウムク−13:25シブリンベースキャンプ
       テント泊
8月 1日(月) シブリンベースキャンプ9:50−ゴウムク−ポジバサ−16:15チル
       バサ  テント泊
8月 2日(火) チルバサ8:00−11:00ガンゴトリ13:00−16:45ウッタルカシ
       シカールネイチャーリゾート泊
8月 3日(水) ウッタルカシ8:30−15:20リシケシ着 ニーラジパワン泊
8月 4日(木) リシケシ8:00−19:15ジョシマート ドロナギリH泊
8月 5日(金) ジョシマート7:05−7:50ゴビンダガート9:00−16:15
       ガンガリア クベールH泊
8月 6日(土) ガンガリア7:50−花の谷−16:10ガンガリア クベールH泊
8月 7日(日) ガンガリア7:30−10:30ヘムクンド湖13:55−13:50
       ガンガリア14:45−19:00ジョシマート Hバガット泊 
8月 8日(月) ゴビンダガート7:40−ジョシマート11:00−17:00
       ルドラプラヤグ モナルリゾート泊
8月 9日(火) ルドラプラヤグ7:40−18:05リシケシ ニーラジパワン
8月10日(水) リシケシ7:00−ハリドワール−16:00デリーメトロポリタンH
8月11日(木) デリー アグラ日帰り観光  23:30デリー(タイ航空)−
8月12日(金) 5:25バンコク11:00(タイ航空)−18:30関空

出発まで

 5月の連休のブータン行きでご一緒したKさんを夏にまたどこかへ行こうとお誘いしていた。現在Kさんが研究滞在中のインドのガルワールヒマラヤ花の谷を候補にした。数年前NHKで、雨季ならではの花畑があり、特にブルーポピーが見られると放送されていたおぼろげな記憶があった。それにガンジス源流のガンゴトリからシブリンベースキャンプまでのトレッキングを加えて、西遊旅行のツアーをベースに日程を組んでもらった。雨季ということで道路状況が悪く土砂崩れが心配された。余裕を持った日程を考えているうち、結局18日という長丁場になった。前半は3人、後半はKさんの生徒さんが参加とのことで4人で行動した。

7月26日(火) 関空バンコクーデリー デリー泊

 スーツケース1つ、ザック2つで関空に行く。全部で45キロ。やや重量オーバーだが問題なく通過。バンコクでの待ち時間も長椅子で休むことができ助かった。
帰りもここで休もうと考える。
9年ぶりのデリー。空港は信じられないくらいきれいになっており、見違えた。

あの大勢群がってきた人たちはどこへ行ったのだろう。
Kさんがガイドと一緒に出迎えてくれており、ホテルへ。真っ暗なのでどこがどこだか分からないが、住宅街の小さなホテルに到着。お湯が出なくてがっかりしたが、とにかく寝る。明日はハリドワールがお祭りで道路が込むため、5:30朝食、6:00出発とのこと。

7月27日(水) デリーーリシケシ(224キロ 舗装道路) リシケシ泊

 何度も目が覚めやや睡眠不足。誰もいない食堂で朝食を食べ、ガイドと顔合わせて出発。
デリーの市内を過ぎたあたりから、サフラン色(オレンジ色)のTシャツやパンツを履いた人がポツポツ現れる。ハリドワールのお祭り(カヴァリヤ)の巡礼者らしい。ガンジス川の水を汲んで容器にいれふるさとまで運ぶらしい。だんだん集団になってきた。飾りも大きく派手。デリー行きの道路を歩行者専用にして続々歩いてくる。圧倒的に男性が多いがちらほら女性や子供の姿も見える。大きな山車のような行列もある。

途中で休憩中。

食事もそこで作る。

道中の食事も寝る場所や休憩の場所も無料で提供されるそうだ。お遍路さんとお祭りをミックスしたような感じか。予想していなかったことで、ちょうど巡礼の季節にあたって珍しいものを見せてもらった。
込み合う道路を迂回しマンゴーの森の中を通る。道路わきで売っているマンゴーを買う。大4個、小6個で90ルピー(約150円)。安い!しかもおいしい。

 リシケシ近くになると聖地のため野菜料理だけになるとのことで、昼食は途中のノンベジレストランを希望。今回初のインド料理。タンドリーチキンがおいしい。

午後3時20分にはリシケシ到着。近辺ではこぎれいなホテル。休憩後、ガンジス川見学。雨季のため泥色の川で水量も多い。

夕食はホテルのレストランで。9:00には寝てしまう。

7月28日(木) リシケシーウッタルカシ(148キロ ガンジス川の上流に向かう山道 舗装道路)

 朝から雨模様。やはり雨季。天気が心配だ、というより道路が心配。7:50出発。いよいよ今日からはガンジス川の上流へ。山道を1時間ばかり走ったところで、車がストップ。前に何台も車が停車中。その先でも土砂崩れがあったらしく対向車も来ない。見に行くと山からの水が滝のように流れ落ち道路を横切って流れ下っている。相当な水量。路線バスらしいのは通れない箇所で折り返し運転をする模様。バスを降りた人たちが水の中を渡る。

しばし横の茶屋でお茶を飲み休憩。次はトイレ探し。道路脇の山に登る。こういうとき男性は便利だ。2時間後、水量がやや減った感じのときに突破。しかし、すぐにストップ。ショベルカーが出動して土砂崩れ箇所をならしている。

 12:20ここも通過。しかし、また10分ぐらいでストップ。今度は川が増水して道路の上を流れている。ショベルカーが働いているが川の流れは速く水量も多い。今度こそ無理かと思う。しばし静観。川のほとりの茶屋は大繁盛で袋菓子やクッキーが飛ぶように売れている。そのうち、ショベルカーが川下で待機し、みんなでオートバイを担いで渡しだした。ショベルカーはオートバイや人が流れていかないように柵の役目をしているらしい。

全部のオートバイを渡し終わったら、ショベルカーが川上で川底をさらっている。そして、みんなが急に車に戻り始めた。どうやら行くらしい。わたしたちもあわてて戻る。
車が渡り始める。

私たちも1:15、何とか渡り終える。しかしまた15分でストップ。ショベルカー2台で土砂崩れ箇所を修復中。1時間後ようやく出発。お腹が空いているが仕方がない。
ガンジス川の水量はすごい。

車を飛ばし、3:20、こぎれいなレストランに到着。昼食。ここでもタンドリーチキンを注文。本当にここから当分野菜料理だけになりそう。ガンジス川沿いの狭い道を恐ろしい勢いで飛ばして、暗くなった7:30ウッタルカシのテントロッジに到着。町外れである。
 話には聞いていたが、すごい土砂崩れ。しかし、予定通り到着。お客は私たちだけだった。

7月29日(金) ウッタルカシーガンゴトリ(100キロ ガンジス川に沿う山道 舗装道路)

 朝方、猛烈な雨音で目が覚める。7:30の朝食のときにはほぼやんでいたが、今日もまた道中が心配である。
食堂から見える景色。ガンジス川リゾート。

テントロッジ。私たちの部屋は右から3番目、シブリン。

予想は当たった。8:40ロッジ出発。しかし、10分ぐらいで、また車がストップ。またも土砂崩れ。大きな石と木が道路をふさいでいる。

私たちは前から3台目。あと少し早かったら通り抜けられた?いや直撃だったかも。ロッジに引き返し待機。今日は当初の予定を変更してガンゴトリ泊なので、行けさえすれば余裕である。10:35再び出発。しかし、1時間ぐらいでまた土砂崩れに遭遇。

ショベルカーが土砂を取り除いているが、斜面からはまだ石が落ちてくる。ここでもトイレを探しさまよう。12:35強行突破。ようやく午後2時、ランチボックスをりんご畑の見える小高い場所で食べる。眠くてしょうがない。高度が少しずつ上がってきたのでその影響か。内心不安である。ここからは順調に進み、3:40突然車がたくさん停まっている場所に出る。ここが聖地ガンゴトリ。道の両脇にホテルや土産物屋、食堂が並ぶ。ホテルは入り口からすぐ。ガンゴトリの寺院や周辺を散策。小さな町である。冬には誰もいなくなると聞く。
巡礼者

ガンゴトリ寺院

ガンジス川。すごい水量。

大雨の影響でこの3日間ゴウムクへ行く許可が出ていないことを聞く。明日の朝8時に許可が下りればそのまま出発。下りなければ待機とのこと。ここまできて行けなかったら、どうしてくれる!
午後7時ごろ、ホテルの通路から見えたシブリン峰。夕日に照らされてきれいだ。明日の天気を祈る。

7月30日(土) ガンゴトリ(3048m)ーチルバサ(3600m)ーポジバサ(3792m) 17キロ山道 テント泊

 心配された天気も晴れてきた。8:00に事務所へ行くと許可が下りた。ガイドさんは出発の手配に戻り、私たちは先に進むことにする。2キロ先にゲートがありここで正式の許可を得て入山料を払う。どんどん天気がよくなり暑い。薄手の長袖1枚でも暑くて汗が出る。
ガンジス川の一滴、ゴウムクまでは巡礼道。昨日までの雨のせいか、ほとんど人に会わず静かな気持ちのいい道だ。空を見上げるとバギラティ、ガンジス川をはさんで右側にはモレーン、道の両脇にはツリフネ草が咲いている。下のほうは黄色、上に行くとピンク。スケールの大きな景色が広がる。

 ガンジス川に注ぐ川を渡る。

 予想以上にいい天気になってきた。

 バギラティが正面に見える。

チルバサから2時間、下にポジバサのテント場が見える。 

ポジバサのテント場には午後3:30到着。今日の出発が危ぶまれたので、テントを持ったポーターたちはまだ来ない。暖かいコンクリートの上で小1時間寝てしまった。ここで寝てしまうのはよくないと思っていたのだが、油断していた。翌日からの体調悪化はおそらくこれのせい。夫は一人でゴウムクまで行った。
明日からの予定についてガイドからいくつか提案があり、協議。結局、明日はタボパン、あさってはチルバサに宿泊することに。

7月31日(日) ポジバサ(3792m)ーゴウムク(3890m)ータポバン(4463m) テント泊

 ポジバサのテント場。すばらしい眺め。モーニングティーとお湯が出てくる英国スタイル。

お腹の調子が悪くなっているのを感じる。何とか歩けるが。
 ゴウムク。

 氷河の先端。ガンジスの源流はここ。どんどん後退しているそうだ。

氷河の上を注意しながら歩く。体調がますます悪くなり、お昼のお弁当はりんごぐらいしか食べられず。タボバンまでの急登がきついが短い距離なので何とかしのぐ。
 午後1:25、タポバンに到着。ひらけた広い場所。

 タポバンテント場。

 普段はウッタルカシに家があり、夏だけこの岩を利用した家に住んでいるババの家。

 左から3番目がババ。60歳の女性。10年前に夫と死別し一人暮らし。右から2番目は5年間口をきかない修行をしている男性。

 調子が悪く、ババの家で休ませてもらう。仏壇、お茶道具、一通りの生活用具は揃っている。

 後ろは壮大な氷河。

 シブリンの雄大な山容。

 スパゲティなどコックさん心づくしのメニューが並ぶのに、ごはんにお漬物の夕食。もっと元気だったら、早く着いたのだからタボバンで散歩できたのにと残念。早々に寝る。

8月1日(月)タボバン(4463m)ーポジバサ(3792m)ーチルバサ(3600m) テント泊

朝方、雨音がしたが、しだいに晴れてきた。
 シブリン峰。黄色いのはトイレテント。

今日は、タボバンからチルバサまで下る。体調が悪くおかゆ以外食べられないのが残念だ。それでも時間があるので、昨日見て回れなかったタボバンを散歩する。
 水量たっぷりな川も流れている。

 きれいな花がいっぱい。体調悪く写真があまりないのが残念。

下りなので体調が悪くても何とかなるのがありがたい。ゆっくり歩きながらチルバサに到着。
夕食も、またごはんに漬物しか食べられず。ただ、デザートのパイナップルの缶詰のシロップで生き返る。

8月2日(火) チルバサ(3600m)ーガンゴトリ(3048m)ーウッタルカシ ウッタルカシ泊

体調が戻ってきているのを感じるが、今朝もおかゆに漬物。
チルバサのテント場。

ポーターの青年たちの朝ごはん。彼らはネパールからの出稼ぎ。

ガンゴトリに到着。

ホテルで待機。ここで問題発生。ドライバーと連絡が取れず、乗り合いタクシーを貸切り午後1:00出発。すれ違いざまの右サイドミラー破損などアクシデントもありながら、猛スピードでウッタルカシ到着。結局ドライバーは入り口近くの茶屋で待っていたことが判明。
久しぶりのバケツのお湯シャワーが気持ちよく、ゆっくり休む。

8月3日(水)ウッタルカシーリシケシ(148キロ)

 ドライバーと合流。今日はリシケシで後半参加のKさんの生徒Iさんと合流予定。うまく会えるとよいが。幸い天気がいいので土砂崩れもなく難なく過ぎる。
行きのオートバイを担いで渡したところ。こんなにきれいな川だったのか。

今日は何事もなく過ぎると思ったが、リシケシの手前でガスが出てきて前がほとんど見えない。山では何でもあり。
リシケシの手前で午後2:00、遅めの昼食。久しぶりのタンドリーチキン。

午後3:20ホテル到着。Iさんと合流。洗濯をし、街を歩く。おいしそうな野菜がいっぱい。

6:00からしばし観光。LAKSHMAN JHULAと有名な寺院。

ヒンズーサンセットの儀式。この像の前で歌い祈る。

8月4日(木)リシケシージョシマート(250キロ)

今日はジョシマートまでの長距離移動。一人増えたので、15人乗りのミニバスになり、ドライバーも地元の人に変更。

天気もよく、快調に進む。
バギラティ川とアラクナンダ川の合流点。〜プラヤグは合流点の意味。

シーク教徒のオートバイ二人乗り(雨のときにはシャワーハットをかぶっている)、勝手に名づけた巡礼バス、黄色、青、白、ターバンを巻いたシーク教徒大集合。

ルドラプラヤグの町はずれのレストラン。野菜料理のみ。なかなかおいしい。

午後7:15ようやくホテル到着。長時間不自然な姿勢でバスに揺られていたせいか腰が痛い。
夕食は中華とインドのミックス。おいしい。ミートボールのように見えるが、これも野菜だけ。

8月5日(金)ジョシマート(1890m)ー(20キロ)ーゴビンダガート(1829m)ー15キローガガリア(3049m)

スーツケースはジョシマートのホテルに預け、ゴビンダガートへ移動。腰が痛いのでKさんにコルセットを借りる。ずいぶん楽になる。
ゴビンダガートの街。

さあ出発。

馬で登る人、輿に乗る人、歩く人でごったがえす山道。はだし、サンダル、運動靴で登る。当然、馬の落し物もいっぱい。
シーク教徒のお兄さんたち。

道の脇には、茶店がある。

私たちの装備は一流である。今日は標高差1200mを登る。暑い。長い。汗だくになってようやく到着。
ガンガリアの町。

マッサージを見る子供。足元に注目。

私たちの宿は寺院のまん前のホテル。湿気がすごい。すっかり定着したバケツシャワーが救い。
花の状況がいいということで、花の谷を先にして一日過ごすことにし、ヘムクンド湖への登りには時間節約のため馬を利用することにする。

8月6日(土) ガンガリア(3049m)ー4キロー花の谷(3352m〜3658m)ーガンガリア(3049m) ガンガリア泊

早朝5時ごろから、気合を入れる声、まん前の寺院から流れるお祈りらしき声で目が覚める。続々とヘムクンド湖へお参りする人でいっぱいだ。雨模様だが、次第にやむ。
花のガイドも同行してくれ、私たちは花の谷へ。予想以上のお花畑。丈の高いツリフネソウがいっぱい。




一番奥まで行く。

入り口まで戻ってくる。

8月7日(日) ガンガリア(3049m)ー6キローヘムクンド湖(4329m)ー6キローガガリア(3049m)ー15キローゴビンダガート(1829m) ゴビンダガート泊

朝方、雨音で目が覚める。雨のせいか気合を入れる声が少ない。
晴れ間が見えて、山が見える。 

今日は馬に乗ってヘムクンド湖へ。

シークの花、サウスレア。

ブルーポーピー。あちこちに咲いている。

ヘムクンド湖の脇、シークの寺院。ガスが出て見えにくい。

ヘムクンド湖、沐浴する人たち。水はきれいだが冷たい。

雨はやんだが、ガスっていて、ヘムクンド湖の全容が見えなかったのが残念。湖のほとりでお弁当。石を砕いている若者たちがものめずらしげに見ている。晴れていたら一周したかったが、あきらめ徒歩で下る。もう10分でガンガリア到着というところで、滑って盛大に転んでしまった。石に右眉の骨部分と右太ももの裏を強打し、左親指の爪が割れかかって血が。猛烈な痛みだったが、馬の落し物の上でなくてよかったかも。幸い打っただけで、傷口が開かなかったのも助かった。右眉の上と太ももははすぐに腫れ始め、翌日からは内出血ですごい色に。特に右目の周りはまるでアイシャドーを塗ったかのよう。靴の裏が磨り減っているせいだ。帰ったら早速張替えに出そう。
 宿泊していたガンガリアのホテルでお茶休憩した後、ゴビンダガートに下る。下りだから楽かと思ったが長い。ようやくゴビンダガートの町が見えたところで、今度はKさんの靴が壊れ始めた。ザックの紐でしばって応急措置。何とかホテルに着く。もう山は終わりでよかった。
 長丁場の一日、ホテルのオーナーは元気な商売人で、ホテルも清潔。ゆっくり休めた。

8月8日(月) ゴビンダガート(1829m)ー131キロールドラプラヤグ(610m) ルドラプラヤグ泊

 時間に余裕があるので、参拝時間を入れて往復3時間のバドリナートに行くことにした。早起きして6:00に朝食を食べたのに、夜中の大雨で、また土砂崩れがあったらしい。7:40にホテル出発するも、ゲート前でストップ。待っている間に布を2枚買う(300ルピーと200ルピー)。9:30まで待つがゲートがあきそうにないのであきらめ、当初の予定通りジョシマートで預けた荷物を取りルドラプラヤグのホテルへ。天気はよくなり暑い。
ラクナンダ川とピンダー川の合流点。寺院があり、お参りする人の姿が見える。

ルドラプラヤグのホテルで、初めて日本のE社のツアーの人たちに出会う。午後7:00ごろ到着し、明日はガンガリアまで行くという強行軍。大丈夫だろうかと人事ながら気になる。

8月9日(火) ルドラプラヤグ(610m)ー139キローリシケシ(340m) リシケシ泊

6:30の朝食時には、すでにE社のツアーの人たちはいなかった。早朝5:00にランチボックスを持って出発とのこと。ただあきれる。私たちは今日は移動だけなのでのんびりムード。しかし甘かった。40分ぐらい走ったら車がストップ。ゲートまで歩いてききに行くと、昨夜9時に大きな土砂崩れがあり、ショベルカー2台で補修中とのこと。しかし30分ばかりで動き出したので大丈夫かと安心していたら、またストップ。全容がわかってきた。まだ進行中の土砂崩れだった。

補修しているのだが、上からまだ石が落ちてくるのだ。そのたびにショベルカーが出動したり引き返したり。その間も車は少しでも前に行こうとすれ違いなど考えずどんどん割り込む。そんなことをしていたら車が通れないからダメだろうと思うのだが、実は通ってしまうのだ。少しでも前に行ったものの勝ちが明らかなのでみんなおかまいなしに前に突っ込む。私たちの車突っ込む。天気がよく暑い。そしてお決まりのトイレ探し。
現場を見に行った人は、アイスクリームを食べながら帰ってくる。なんとすでにアイスクリーム屋が出店を出しており、飛ぶような売れ行き。たぶん昨夜土砂崩れが起こった時点でたくさん仕入れたんだろうな。土砂崩れ特需だ。
ようやく午後1時過ぎ、私たちの順番がきた。車の窓を閉め、上から石が落ちてくる中を猛スピードで走る。土砂崩れ箇所を突破。しかし、車がいっぱいですれ違えない。だから前に行っちゃダメだっていってるのに。しかしそこも何とか突破。通り抜ければこっちのものだ。前へ前へ、その気持ち分かるなあ。
午後2:00学生の町スリナガルで昼食。ようやくリシケシが近くなってきたと思った5時過ぎから前が見えないくらいの大雨。しかしドライバーはさすがの腕。大雨の中を猛スピードで飛ばす。ホテルに着いたのは6時過ぎ。ドライバーはここでお別れ。今日は余裕のはずだったのに。リシケシでの買い物はあきらめる。

8月10日(水)リシケシー(23キロ)ーハリドワールー(201キロ)ーデリー デリー泊

スルーガイドとのトラブルが前夜悪化し、ガイドなしでデリーに帰ることに。デリーから車とドライバーが到着。
ハリドワールへ寄る。

沐浴する人たち。

ハリドワールを歩く人たち

昼食を食べた高級レストラン。タンドリーチキン250ルピー(1羽)

ホテル到着後、コンノートプレイスに買い物に出る。急な雨に降られて傘を取りに引き返し、オートリキシャに4人乗りで出かける。コンノートプレイスは高い、もっといいところがあると運転手は着くまで言い続けていた。インドリッチ御用達のお店でお土産を物色。2階にあるおしゃれなお店。知らないとわからないだろう。夕食はホテルのインド料理やさんで。たぶん、旅行中の全部の食事の値段をあわせたより、高いインド料理。おしゃれだが。

8月11日(木)デリーーアグラーデリー空港

急遽、アグラへ日帰り観光に出発。ここで、ようやく日本人旅行者を目にする。
やはり、インドといえばタージマハル。

アグラ城から見るタージマハル。

空港へ送ってもらう。途中すごい雨。新興都市グルガオンを通る。日系企業も多く進出する新しい街。高いビルが続々建設中。ホテルも増えている。深夜11:45出発。

8月12日(金)バンコク関空

バンコクで5時間あまりのトランジット。行きにも使った長椅子で休む。順調に関空到着。

旅行を終えて

 2回目のインド、9年前の前回はインドの都市を観光し、今回は北部の山を回ることになった。計画段階から、雨季で、土砂崩れの危険性を指摘されていた。結果的に土砂崩れはあったものの、予定通りの日程がこなせた。特にガンゴトリからのガンジス川源流のトレッキングは天候に恵まれ、雄大な景色だった。一方、雨季ながらの花が楽しめる花の谷も丈の高い花がほぼ満開ですばらしい景色だった。
食事も北部へ行くと野菜料理ばかりと言われたが、ナス、オクラ、トマトの野菜カレー、卵、チーズのカレーなどどれもおいしかった。どこでも焼きそばやチャーハンが食べられるのも驚きだった。
 巡礼の季節、ヒンズー教徒、シーク教徒の信仰心を垣間見る旅行となった。
いつものことだが、自分の記憶にある風景と写真との違いにがっかり。あれを撮っておけばよかったと、後悔が多い。また、メモも数値が書いていないことがあり、これもいつも後の祭りだ。だんだんどうだってよくなるのは体力がないせいか。次からは、心しておかなければ。

ブータン・北京旅行(2011年4月28日〜5月8日)

日程

4月28日(木) 関空13:50(中国国際航空)−16:00北京19:35−23:40バンコク
      ノボテル泊(3時間)
 29日(金) ノボテルH3:50−4:00バンコク6:50(ドゥルックエアー)−ダッカ
      経由−9:50ブータン・パロ空港−市内観光−5:00ハ
                     リスム・リゾート泊
30日(土) ハ8:10−ジャンガハパン トレッキング   テント泊
5月 1日(日) テント−サガラパン(3590m)−サガラ峠(3800m)−ドゥゲ・ゾン
      ドゥゲ・ゾン見学−パロ    オラタンホテル泊
  2日(月) パロ−タクツァン僧院−キチュラン寺院−ティンプー
                     ワンチュクホテル泊
  3日(火) ティンプー観光        ワンチュクホテル泊
  4日(水) ティンプー7:00−8:10パロ10:50(ドゥルックエアー)−13:20
      バンコク ベストウエスタンホテル泊(7時間)22:00−22:15
      バンコク空港
  5日(木) バンコク1:00−6:30北京 市内観光 ニューオータニ北京泊
  6日(金) 盧溝橋、周口店、八達嶺長城 京劇観劇 ニューオータニ北京泊
  7日(土) 金山嶺長城 雑技           ニューオータニ北京泊
  8日(日) ホテル6:00−6:40北京空港8:40−12:40関空

出発まで

 大学のクラブのOB会のお誘いで、ゴールデンウィークブータンに行くことになった。2月に申し込み、バンコク集合となったが連休のためバンコクまでの直行便が一人約15万円(税燃油代込み)と非常に高く、思案の末北京経由便を選び帰路北京で3泊することにした(価格の割り増しなし)。その後、東北で大震災があり、落ち着かない日々だったが予定通り旅行はおこなわれることになった。ブータンの手配はすべてOB会の方がしてくださり、私たちは個人装備を準備し行くだけだった。バンコクの空港でトランジットする予定にしていたが、荷物が届くかどうか心配だったので、バンコクで荷物を受け取りタイに入国することにし、仮眠を取るため急遽3日前にノボテルを予約。また、北京のホテルは到着が朝、出発も早朝ということを考え、日本語が話せるスタッフのいるニューオータニをインターネットで予約した。

4月28日(木)

 ブータン到着まで長丁場の日が始まる。久しぶりに長めの海外旅行。初めてOB会の諸先輩との旅行だが、とにかくバンコクの空港までスムーズに行くことを願って出発。北京までは3時間と近いが北京での待ち時間が3時間半。初めての北京の空港は広く、乗り継ぎもチェックがかなり厳重だ。できるだけ休養をとるため、免税品店を見るのもそこそこに(あまりたいしたものはなかった)、まだ時間が早く空いているのを幸い椅子に横になって休む。暗くなってからバンコク行きに搭乗。ほぼ満席。人の席に平気で座っている人がいるのにあきれる。フライトアテンダントも客の顔を見ないで、機械的に食事サービスをおこなう。パンなんかはポーンと放り投げんばかり。サービスはまだまだ。

4月29日(金)

 深夜バンコク到着。荷物を受け取り、ホテルのシャトルバスが待つ場所へ。5分ぐらいでホテル到着。立派なホテルで1時から4時までわずか3時間の仮眠にはもったいないが休養第一。少し早めに起き4:00には空港到着。ドゥルックエアーの搭乗カウンターにはすでに先輩グループが到着。早い。挨拶をし搭乗手続き。首尾よくヒマラヤが見える窓側の席を確保する。空港内でお茶を飲み搭乗を待つ。
 ドゥルックエアーは110人乗り(片側3列シート)の小さな飛行機。フライトアテンダントの制服が民族服のキラをアレンジしたもので品がよく、また物腰も中国国際航空アテンダントさんとは違い、柔らかく、きちんと相手に顔を向けて対応する。食事を食べている間にダッカ到着。ダッカからはまた軽食が出て、あわただしく入国書類を書いたり山を見たり。遠くに高い山が見えた。勝手にエベレストと思っておく。
 山と山の間の狭い谷間のパロ空港に到着。降りた途端に伝統様式の空港施設と山に囲まれた景色に目を奪われる。遠くにポツポツと民家が見え、田園地帯が広がる。思ったより暑い。インドの大学に研究留学中のKさんが迎えに来てくれていて、教えてもらって機械で直接ブータンのお金を出す。非常に便利。総勢22人と大勢なのでバス2台に分乗。日本語ガイドと英語ガイド。二人とも民族服ゴを着ている。私たちは人数合わせのため英語ガイドのほうに乗る。
男性の民族服、ゴ

まず、国立博物館、パロ・ゾン見学。

パロ・ゾンからパロのまちを望む

昼食は市内のレストラン。早くもビールが出る。食事はビュッフェ形式(これからずっとそうだった)、赤米、野菜のチーズ煮、魚(魚を食べたのはこのときだけ)。みんなよく食べる。

国技の弓を見学。ともかく的まで約150mと的がよく見えないぐらい遠い。こんなに遠くて当たるのかと思っていたが、当たる。当たらないまでも近くに刺さる。二手に分かれてゲームをしているが、相手側が的のすぐそばにいるので、当たるんじゃないかと心配。
 その後は、ハに向けて出発。曲がりくねった山道だが舗装されているので、案外乗り心地はいい。その上桜草が群生していたり、真っ赤な石楠花が見えたりするので飽きない。富士山より高いチェレ・ラ峠(3980m)は肌寒いくらい。
今日の宿泊はリスム・リゾート。

 部屋にヒーターが利いていて暖かくほっとする。みんなで夕食。久保さんの紹介でJICAの研究員としてブータンに滞在している小森さんの話を聞く。氷河の専門家で話も面白く人柄も気さくでとてもよい感じ。今日はぐっすり寝られそうだ。

4月30日(土)


 今日から2日間は、観光組とトレッキング組に分かれて行動。私はトレッキング組。サガラ峠を越えてドゥゲ・ゾンへ下る1泊2日のコース。出発はジャンガハパン(2735m)から。暑いくらいの日差し。ゆっくりと歩く。お供は黒い犬。荷物を馬が運ぶのと放牧地のため糞がいっぱい。できたての糞さえ踏まなければいいとあきらめ、歩く。
お祖母さん登場。背中の鎌がすごい!

荷物を運ぶ

 ここも桜草が群生し、赤い石楠花がきれいだ。天気もよく汗ばむほど。途中の草原でお昼ご飯。おいしい。私たちが食べてからガイドさんやコックさんが食べる。全部食べなくてよかった。その後も、ゆっくりと進み午後1時にはテント場に。少し早め。予定より下の場所にテントを張ったのではとみんなが言っている。


少し休憩した後、チベット方向へ登ろうということになり有志出発。しかし私たちが道を間違え明日登るルートへ行ってしまった。もう少しもう少し言いながら登る。途中でテント発見。たぶんここがサガラパンだったんじゃないか。きりがないので夕食に間に合うよう降りることにする。
 夕食はマツタケソテーなど。おいしい。皆よく食べよく飲み元気だ。明日に備えてゆっくり休む。

5月1日(日)


 食事前に昨日行き損ねたチベット方向へ。ここも稜線上へなかなかでない。あきらめて下りる。朝食後出発。急な坂を登る。ようやく峠。なんと昨日あと少しのところまで来ていたのだった。曇っていたが少し雲が晴れ遠くまで山が見える。下りが結構長かったが、木の名前、花の名前を教えてもらいながら楽しく進む。予想以上に時間がかかり、林道に出る。わらびがいっぱい。木を切り出して担いでくる人がいる。すごい。ようやくゴール。暑いぐらい。
少し待って観光組と合流。ドゥゲゾンの見学へ。

ここで首にいたダニに指に食いつかれる。全然離れてくれない。ようやく取るが、全く困ったものだ。しかし、これがもっと問題になるとは。
 それから一路パロのホテルへ。道路脇の川岸に柳が生え、のんびりとした田舎の風景。落ち着いた色調の伝統様式の建物がきれいだ。実際に使いやすいかどうかは不明。パロのホテルは中心部から離れた小高い丘の上。かつて迎賓館として建てられたものだそうで、コテッジと普通の部屋。私たちは二戸一のコテッジへ。


素敵な部屋だがお湯があまりでない。シャワーを浴びてから、わき腹に食いついている虫に気づく。ダニだ。取ろうとするが取れない。ドライヤーの熱風を当てるが離れない。熱くてやめる。運よく隣がKさんだったので、大急ぎで隣を呼ぶとKさんにも同じように噛み付いていた。2人で大騒ぎをしながら取る。Kさんは研究者らしく屍骸をビニール袋に収集。
 大騒ぎの後、夕食。ビュッフェスタイルで焼きそばなどもあり、おいしい。またもビール。みんな、よく食べよく飲み元気である。

5月2日(月)


 今日はタクツァン寺院へお参り。ブータンで最も有名なお寺。途中の展望台まで登りは馬(ロバかも)で行ける。千円だそうで滅多に経験できないので馬にすればよかったかもと思う。大勢が登る。初めは小雨がほんの少し降っていたが、すぐに上がってだんだんよい天気になった。
赤い石楠花がきれいな道をゆっくり登る。

トレッキングから体調の悪かったK先輩がすぐにリタイヤ。バスの運転手さんと待つとのこと。
 昼食を食べる予定のレストハウスでトイレ休憩し、上へ。途中で道を間違え迷う。I先輩、Y先輩が偵察に行くがちっとも帰ってこない。20分ぐらい待ったあとで上のほうから声が。「正しいルートでないことはわかった」大笑いである。すぐに正常のルートに戻る。「あれっ先に行ってたんじゃなかったっけ?」と言われながら。ここからきつい登り。タクツァン僧院へ到着。ガイドさんが丁寧に説明してくれる。私は物見遊山気分だが、ブータンの人にとっては聖地。現に私たちの横で、息を直接仏様にかけないようにしながら一心に拝んでいる若者がいた。やや後ろめたい。標高が高い上に岩を削った場所にあるだけに中は寒いぐらい。
 下りは楽である。がしかし、おなかが空いた。ようやく2:00昼食。ビュッフェスタイル。じゃがいものチーズ煮がおいしい。また、ビールである。なんと元気なことか。みんなで記念撮影をしバスへ。ここからブータン最古の寺院キチュラン寺を経てティンプーへ。
ティンプーはパロとは違う谷にある。川沿いのくねくねした舗装道路を進む。川向こうは、木も生えていない山。ほとんど民家もない。予定より遅れ気味なので運転手はかなりスピードを出しているが、運転が上手で乗り心地はいい。1時間ほどでティンプーの町が見えてきた。建築途中のビルがやたらにある。パロでは見なかった紫の壁の家がある。せっかく同じような色できれいな町並みだったのに、とやや残念な気持ち。
 ようやくホテル到着。町中のこじんまりとしたホテル。

夕食はホテルでビュッフェスタイル。

5月3日(火)

6時前から散歩に出かける。ホテルの裏の時計台。

 地図を見ながらメインストリートを歩く。ほとんど人通りがない。テレビ局の上辺りは高級住宅街のようだ。1時間半歩いて戻る。食事は8時から。
女子高生

 今日は、市内観光。メモリアルチョルテン

、チャンガンガ・ラカン(子供寺)、動物園、伝統技芸院、民族博物館、織物センター、見学後、ブータンキッチンで昼食。素敵なインテリアのおしゃれなお店。例によってビュッフェスタイル。午後は製紙工房、で土産物屋で解散。
大きな松ぼっくり

町の八百屋さん

土産物を探すが、なかなか思うようなものがない。迷った末、クッションカバーを5枚買う。5時半に集合して国王政庁タシチョ・ゾンへ。

立派な建物。国王の住居が小さいのに驚く。
 夕食はオーキッド。素敵なお店で、初めてそばを使った料理と、モモが出る。ここで宴会。お酒は飲む、歌は出る、その後有志はホテルでバーを開けてもらって飲みなおしたそうだ。

5月4日(水)

 6時から食事で、7時出発。パロからコルカタ経由のはずがバンコク直行。予想外に早く着く。空港で解散式をし、私たちは仮眠のためホテルへ。少し休んだ後、食事。10時半出発で空港へ。

5月5日(木)


 1:00バンコク発で北京へ。入国手続き後リュックを忘れたことに気づく。無事手元に戻る。
タクシーでホテルへ。45分のって約105元(1400円)、日本人感覚だと安い。ホテルで荷物を預かってもらい、3階のJTBへ行き、現地ツアーの申し込みをする。6日、7日はガイド付きで出かけることにする。
翌日からの予定が決まったので、地下鉄で故宮へ行くことにする。地下鉄は市内2元である。入り口で機械に荷物を通す荷物検査があるが、安い。しかし猛烈に混んでいる。地下鉄の天安門東駅で降り故宮へ。大勢の人、広い、うるさい。どんどん前に進む。後ろの景山公園へ進み昼食。高級店だが英語もほとんど通じないのにはまいった。

北海公園

タクシーでい和園へ。迷路のような建物を歩き回る。

い和園から北京を望む。

帰りは地下鉄で天安門東駅で降り、天安門見学。入り口で荷物検査にひっかかり、かばんを開けられ細かくチェック。頭にくる。


そこから王府井まで歩く。大勢の人。信号無視。また歩いてホテルまで帰る。ほとほと疲れ、夕食も食べずに寝る。

5月6日(金)

 8:00出発で盧溝橋、周口店、八達嶺万里の長城へ。女性日本語ガイドさん、ドライバー、私たち4人なので気楽なものだ。
高速道路が通じ、郊外から北京の市内に通う人も多いそうだ。
盧溝橋

周口店

午後からは八達嶺万里の長城へ。今回の北京へ行きたかった目的の一つ。
人、人、人。どこでもいつでも止まる、写真を撮る。


帰りは雍和宮で降ろしてもらう。中国のチベット仏教のお寺。ここだけ別世界のように静かで落ち着いた雰囲気。


飲茶を食べ、慣れてきた地下鉄でホテルへ。夜は京劇鑑賞。

5月7日(土)

 8:00出発で金山嶺長城へ。一日ツアー。男性ガイドとドライバーと私たち。中国の事情などを聞きながら高速道路を郊外へ。
ここはロープウェーで長城まで登る。



昼食はお弁当

夕食は北京ダック。雑技見学。

5月8日(日)

 5時に朝食を食べ、6時出発。40分ほどで空港到着。日本へ。

感想

 ブータンと北京、団体旅行と個人旅行。どちらも大名旅行だったが、全く違う二つの旅行をした感じだ。ブータンは落ち着いた雰囲気の田舎だった。農業が主でまだまだ貧しく、食事も限られた食材。一方北京は、発展中の喧騒の街。人間の欲望が二つの国をどう変えていくのか興味がわいた。