オーストラリア旅行(2012年2月9日〜17日)

日程

2月 9日(木)  関空20:25(ジェットスター)-
2月10日(金)  4:40ケアンズ7:15(国内線カンタス航空)-9:40エアーズロック着 エアーズロックセイルズインザデザート泊
2月11日(土)  エアーズロック滞在
2月12日(日)  キングスキャニオンへ移動 キングスキャニオンリゾート泊
2月13日(月)  エアーズロックへ移動 セイルズインザデザート泊
2月14日(火)  エアーズロック14:40(カンタス航空)-17:30ケアンズ−18:00
       ホテル  シャングリラマリーナリゾート泊
2月15日(水)  ケアンズ発 ミコマスケイクルーズ(8:30〜17:00) 
2月16日(木)  ポートダグラス発 シュノーケリングツアー(8:30〜16:30)
2月17日(金)  ケアンズ12:20−19:10関空(ジェットスター)

出発まで

 今回は、登山はなく久しぶりの観光旅行。1月に急に思いつき、かねてより行ってみたかったエアーズロックを主な目的地に、後半はケアンズで海を楽しむことにした。ツアーを探したがエアーズロックへ行くと価格が上がるうえエアーズロックでの滞在が長くても3日の日程だったため、いつものように自分で手配することにした。航空券は関空ケアンズ間がジェットスター(日本語サイト)、ケアンズエアーズロック間がカンタス航空(英語サイト)、どちらも、直接航空会社から予約した。ジェットスターは行きと帰りは別料金。預託荷物や食事などを追加していくと、格安ともいえない値段になっていく。毎日、価格が変わるのが難物である。今回はカンタスと通しで買うより、別々に予約したほうが割安になった(カンタスがレッドディールだったためか)。ホテルは、現地旅行会社のサイトやホテルサイトなどを比較した結果、エアーズロックはセイルズインザデザート、ケアンズはシャングリラをホテル予約サイトのアゴダとスカイゲートから予約(キャンセル料金が無料のため予約しやすい)。後で判明したがエアーズロックはホテルに直接予約しても同じ価格だった。ケアンズは立地と価格を重視しシャングリラにした。3連泊割引があり格安で予約が取れた。エアーズロックからキングスキャニオンに行こうとすると現地ツアー価格が高いうえ時間の制約もあるので、レンタカーを利用することに決め日本からレンタカー(Hertz・現地払い)を予約。国際免許証を初めて取得。事前にEATAS(ビザ)登録が必要(直接オーストラリア政府のサイトへ入るより日本の代行業者のほうが安いことが多い。一人800円で取得)

2月9日(木)関空20:25-

 夜便なので、夕方4時過ぎ出発。寒い冬の日本から夏のオーストラリアへ移動ということで、空港で冬服はスーツケースの中へ入れ預ける。予想以上に大勢の人が並んでいる。寒い日本から夏のオーストラリアは人気なのだ。誰もが考えることか。行きの食事を予約しなかったので夕食は空港でおすし。両替は1AUドルが92円のため(当時1AUドル約80円)やめる。定刻出発。格安ということで乗り心地が心配だったが、レザーシートで問題なし。食事は座席を確認しながら配られる。

2月10日(金)4:40ケアンズ−(国内線に移動)7:15−9:30エアーズロック 10:10エアーズロックリゾート着−レンタカー手続き後14:10出発−エアーズロックを見た後、カタジュタ風の谷へ15:30〜1周ハイキング〜17:35(約2時間)−スーパーマーケットで買い出し−19:30アウトバックイオニアのバーベキューレストランで夕食−21:10就寝

 定刻5:10より30分早く4:40にケアンズ到着。とりあえず両替と思うが1AUドルが94円。関空より高い。2万円だけ両替。まだ暗い中を10分ぐらい歩いて国内線に移動。乗り継ぎ時間が2時間強のため予約していたのは遅い便の10:35発だったが、7:15発の便に変更を交渉。快く変更してもらい一安心。待ち時間に朝食をと思うがマフィン5ドルにのけぞる。クロワッサン1つ7ドル。高すぎる。

水も1,5リットルが3,5ドル(約300円)。オーストラリアは物価が高い(?)マフィンと水だけ買う。ATMがあったので国際カードで300ドルを引き出す。はじめからこれにすればよかった!待つこと1時間強、エアーズロック行きに乗り込むと、なんと乗客は20人余り。乗せてくれるわけだ。フライト時間は2時間半。お天気がよく赤い大地が見えてくる。塩湖も見える。乾燥地帯だが丈の低い草木が生えている。
 エアーズロック空港到着は9:40。思っていたより風が涼しい。シャトルバスに乗りエアーズロックリゾートへ。

10:20チェックイン。

荷物を預け、リゾート内を散策する。ホテルのレストランで昼食後、部屋へ。315号室。3階のプールが見渡せる部屋で広い。レンタカーを借り、エアーズロックへ出発。公園ゲートで入場券(3日間25ドル)を買い、表示にしたがってエアーズロックへ。

登山口を確認。

カタジュタへ移動。風の谷を一周する。

見晴らしのよい場所。ここで時間切れで引き返す人が多い。

鳥の声が聞こえる、静かな場所。

暑いが日陰は我慢できる。スーパーマーケットで明日の朝食の買出しをする。パンも一袋の量が多く、それなりに高い。「高い」を連発しながらパン、ハムを購入。バナナは日本並みかそれ以上であきらめるが、15個で4ドル弱のオレンジは安さに惹かれ購入。以後、朝食の友となる。夕食はシャトルバスでガイドブックにのっていたアウトバックイオニアホテルのバーベキューコーナーへ行く。Tボーンステーキとカンガルー肉を注文。サラダは食べ放題。生ビールとじゃがいもがおいしい。シャトルバスは便利で大勢の客が利用している。ここで、時間を30分間違えていたことが判明。ケアンズエアーズロックには30分の時差があったのだ。30分早めに行動していたことになる。時計が間違っていると思っていたのは国内に時差のない日本の習慣だった。前夜、機中泊のため、疲れてすぐ寝る。

2月11日(土)エアーズロックリゾート滞在

 部屋で朝食後、5:30ホテル発。サンライズポイントへ急ぐ。バスも乗用車も何台も止まって日の出を待っている。今日の日の出は6:32。朝日が当たるとただの大きい岩がオレンジ色に染まり始める。刻々と色を変えていくエアーズロックは飽きない。

すぐに登山口に向かうが、強風のため登山口閉鎖。

サンライズポイントでは全然風がなかったのに、ここでは確かに風がある。あきらめて、一周歩くことにする。




約3時間後の10:25駐車場着。カルチャーセンターに寄りトイレ休憩。スーパーで昼食の買い出し。レストランの高さとバラエティの少なさ、時間の節約のため昼食も部屋で食べることにしたのだ。昨日目をつけていたチキンの丸焼き(約9ドル)、パンなど安くておいしく満腹になった。スーパーは何と言っても肉が安いが、調理できないのが残念。

昼食後はプールで泳ぎしばし休憩。日差しが強く短時間でも日に焼ける。

マウントオルガに行き1時間ハイキング。

バスが数台停まっており、暑さの中、年配の客が大勢歩いている。こんなに暑くて大丈夫なのかと心配したが、自分のペースで行けるところまで行っているようだ。
マウントオルガからの帰り道。ビューポイントで。

リゾートまで戻りガソリン給油後、エアーズロックサンセットポイントへ。
ゲッコーカフェで夕食。昼食を食べ過ぎたためか、スープしか飲めず。日本人女性がウエートレスとして働いている。ホテルへの帰り道あまりの星空のきれいさに驚く。ミルキーウェイもバッチリ。

2月12日(日) エアーズロックリゾートからキングスキャニオンリゾートに移動

 部屋で朝食後、サンライズポイントへ行くのはやめクニアウォークの入り口で日の出を見る。

登山口へ行くが今日も強風のため閉鎖。あきらめてホテルへ帰りスーツケースを預けチェックアウト。今日は300キロ離れたキングスキャニオンへ移動。単調な一本道を進む。

すれ違う車が少ない。エアーズロックのような岩の塊が見えてくる。あとでマウントコナーと判明。

飛行機の中でエアーズロックと間違えかけたのがこのマウントコナー。
カーテンスプリングスでトイレ休憩。


11:00キングスキャニオンクリークで昼食、ラクダ肉のハンバーガー(前日御土産物やさんの日本人女性に教えてもらったもの)。すごいボリュームでおいしい。

ガソリン補給。

12:30キングスキャニオンリゾート到着。。
ダブルの部屋をツインの部屋に変更後、休憩。

15:40、今日中にキングスキャニオンをハイキングすることにし、出発。敷地内を車で散策する。ちょうど夏季休暇中で、バーベキューコーナーは閉鎖中。
気持ちのよいテントサイトもある。
16:25〜キングスキャニオンウォーク、リムウォーク。




歩いている人がほとんどいない。池で若者たちが水泳。

夕日に照らされてきれいだ。

6:45に帰りサンセットポイントへ行く。

8:00からホテルのレストランで夕食。前菜ビュッフェのスモークサーモンがおいしくたくさん食べる。ステーキもまあまあ

2月13日(月) キングスキャニオンからエアーズロックへ戻る

 恒例の部屋での朝食後、6:30ホテル発で2度目のキングスキャニオンのリムウォーク(2時間)。






大勢のハイカーがいる。同じ場所でも時間が違えば別の場所のようだ。9:00ホテルに戻り準備後チェックアウト。道中キャスリーンへハイキング(約40分)。誰もいない。
道端のスイカ

13:00昼食。行きに休憩したカーテンスプリングスでビーフサンドイッチとハンバーガーの昼食。
14:30ホテルチェックイン後、プールで泳ぐ。16:40〜2回目の一周ウォークへ(約2時間)。


ホテルへ戻りアウトバックイオニアホテルで夕食。ここの生ビールはおいしい。

2月14日(火) エアーズロックからケアンズへ移動

 サンライズはパスして7:00に登山口へ行くがまたも強風のため閉鎖。今日が一番風が強い。結局3日間トライして登れず。やはり夏は難しいということ。
車でエアーズロックを一周後、プールで泳ぎチェックアウト。充分にホテルの設備を楽しんだ。
私たちのホテル。3階に宿泊。

キャンプサイトのロッジ。家族連れならここがいいかも。

もう一度エアーズロックを一周し、車返却。手続きの遅さにイライラする。

昼食後シャトルバスで空港へ。12:40発とは早すぎる。
14:40エアーズロック発−17:30ケアンズ着。バスでホテルへ。
ホテルの部屋

眺めがすばらしい。2階のちょうどど真ん中。

ツアーデスクでクルーズの申し込み後、街へ。なんとバレンタインデーということで大勢の人でレストランもいっぱい。夕食の場所に手間取る。何とか空いている店で定食を食べるが、かきの小ささにがっくり。コストパーフォーマンス悪し。スーパーマーケットを見つけたがもう閉まった後だった。

2月15日(水) ケアンズ発ミコマスケイクルーズ

 パシフィックホテルで朝食後、8:00ホテル出発。


8:30クルーズ船出発ー10:30ミコマスケイ着。ボートで送迎。


14:30まで昼食をはさみシュノーケリング。17:00ケアンズ桟橋着。ホテルで翌日のツアーを予約。
ホテルの部屋からの眺め。


スーパーで明日の朝食の買い物。水、マンゴー(絶品)、ヨーグルト、ハムなど。ここでも肉が安い。

日本焼肉店で夕食。久しぶりのごはんのおいしかったこと!

2月16日(木) ポートダグラス発シュノーケルツアー

 朝方スコール。部屋で朝食後、6:45ホテルでピックアップ、あちこちのホテルで参加者をピックアップし8:20ポートダグラス桟橋着。途中で虹を見る。

8:30ポートダグラス発、10:30、12:00、14:00と場所を変えシュノーケリングを楽しむ。珊瑚礁のすばらしさ、魚の多さと大きさに大満足。16:30帰着。送迎バスに乗り18:10ホテル着。
断続的に雨が降る。夕食はハーバーライツホテル1階のダンディーズでビールとステーキ。まあまあの味。

2月17日(金) ケアンズ12:20発ー19:10関空

 部屋食後、7:30〜9:30まで海岸を散歩。大型クルーズ船が2隻接岸していた。年配の人が多い。途中で食べたアイスクリームおいしかった!




10:15タクシーでホテル出発もザックを忘れホテルまで引き返す。無事荷物を見つけ、空港へ。11:10搭乗手続き。

旅行を終えて

 オーストラリアは広い。赤い土、陽のあたる方向によって色が変化するエアーズロック、すばらしい珊瑚礁グレートバリアリーフ。どこもスケールが大きい。治安もよく人はフレンドリーだが内陸の物価は高い。ガソリンもリッター2ドルはする。エアーズロックでは水、パンをはじめ何もかも高く感じられたことと、朝早く出発するので、朝ごはんはスーパーで買ったパンなどを部屋で食べるというパターンになった。帰ってから朝食というのも中途半端でこれで納得。エアーズロックでもケアンズでもスーパーで安いのは牛肉だった。しかしレストランでは日本のレストラン並みの高さになってしまう。調理法がただ焼くというように単純なため、割高に感じてしまう。また流通コストからだと思うが、ケアンズのスーパーでは量り売りの高級ハムのほうが、パックのハムより割安だった。
 エアーズロックはレンタカーでの観光がお勧めである。日本と同じ右ハンドル、左側通行で道は広く、車は少ない。何より自分たちの好きな時間に行動できるのが魅力。何回でもエアーズロックに行ける。私たちはキングスキャニオンに行くためにレンタカー移動を考えたが、キングスキャニオンに行かなくてもレンタカーは値打ちがある。エアーズロック1周2回、カタジュタ2回のハイキングはレンタカーがなければできなかった。スーパーでの買い物も楽である。費用もレンタル代、ガソリン代をたしても2人でツアーを利用するよりはトータルで安くなる(ノーザンテルトリーの特別料金1日100キロを越えるとキロあたり25セント追加をいれても)。ただし台数が限られているので、予約しておいたほうが確実。言葉の問題も事前予約で印刷物があれば間違いが少ない(ナビを借りたがここではナビは不要)。
 関空での豪ドルの両替レートが悪く両替をあきらめたが、ケアンズの空港はそれ以上にレートが悪い。インターナショナルカードでATMから現地通貨を引き出すのが簡単でレートもよい。また、ホテルは事前にインターネット予約でカード決済がレートもよかった。
エアーズロックケアンズのホテルは設備、立地条件どちらもよかった。エアーズロックのセイルズインザデザートは改装中でレストランはほぼ閉まっていたが、それを割り引いてもプール、部屋は広くてきれいで満足した。ケアンズでホテルに泊まるなら、桟橋至近のシャングリラ、ヒルトン、ハーバーライツホテルはお勧めである。今回シャングリラのハーバービューの部屋に1泊1万円以下で宿泊できたので、これも満足だった。ただし家族で行くならキッチン付きの部屋があるホテルの予約も考えられる。食費が抑えられ、かえって楽しいと思う。
 出発前にグレートバリアリーフのツアーをインターネット予約しようとしたが、旅行後半で体調がわからないこと、雨季で天候も分からないこと、ツアーももうひとつよくわからなかったことから、予約をしないで現地でホテルのツアーデスクから申し込んだ。日本で考えていたのとは違うツアーに行くことになったが、価格面でもさほど違いはなく、予約していかないでよかったと思った。
 平らな広い場所に赤い塊があり、刻々と色が変わる。宿泊はリゾートだけ、エアーズロックはそんなところだ。しかし圧倒的な存在感があった。エアーズロックに登らなくても一周すると、その存在感がより強く感じられた。アボリジニの聖地といわれているが、スーパーでアボリジニらしき人を見かけるぐらいで、ほとんど接触する機会はなかった。観光旅行はそういうものではあるが。
 ケアンズでは、コアラも見に行かず、グリーン島へも行かなかったが、グレートバリアリーフ珊瑚礁と魚を堪能した。ポートダグラスからのツアーは岸から遠くまで行くので、珊瑚礁はきれいで魚も大きい。子供向けではないが、満足度が高い。ケアンズからの送迎も道中の景色が見られてよかった。短時間で散策した限り、ケアンズの街中は空き店舗が目立った。ホテルは大小さまざまあり、観光の街という印象。街を少し外れると田舎の風景が広がっている。土曜に関空への便が飛んでいれば、ケアンズでもう一泊してゆっくり街を散策したかった。